「あいえ、あたし達はこの先に用があって・・・
あ、この辺りででっかい虫とか見掛けたりしなかったっスか?」
「もっと具体的に言えば、大きい蟻の生物です。」
「まぁ、聞きたい事は幾つかあるんだが、それよりもなによりも
そろそろ日が暮れそうなんで一晩軒を貸してくれる場所は無い物かな?」
「んじゃうちに来んさい。色々大変そうだがこいつでも喰いながら話聞くとすんべ。」
猟師はそう行って自分の家に三人を案内する。
「帰ったぞー。」
「あら、お帰り。お?大物だねぇ・・・・そちらの方達は?」
猟師の妻が出迎える。
「いや、何かこの先に用事があるらしいんだがね、こんな時間だろう?泊める事にしたのさ。」
「あらあら、運がいいねぇあんた達!今夜はご馳走だよ、ささ、遠慮せず上がりなさいな!」
―暫く。
食卓に猟師が仕留めた猪料理が並ぶ。
妻「さ、たんと食べてたんと呑みな!若いんだしイケルだろ?」
と、酒まで勧められる。
夫「んでまぁでっかい蟻の話だったか?」
妻「なんだねそれ?」
夫「いやまぁでっかい蟻がこの辺りに出ないかって事なんだがよ。」
妻「・・・・そういやこの前来てた学者さん達もそんな事いうてたっけ?」
夫「あーそうだったか?でもま、お前。こんな所にそんなもんが出たらわしらおまんまの食い上げだべ?」
夫婦の話によると学者達(おそらく学院の探索隊の事だろう)が慌てて村へ駆け込んで来て騒ぎになった事があったようだ。
探索隊は一晩この村に泊まり、翌朝早々にオランへ帰っていったとのこと。
巨大蟻については猟師仲間の間で眉唾物の話とされているようだ。
そんな物が出るようであれば彼等の生活(狩猟)に多大な影響を与えるはずだがその様子は無いとの事だ。
妻「それよりあんた、又隣の奥さんとこの家の干し肉が無くなってたらしいよ?」
夫「またか、最近多くねぇか?」
妻「ここまで来ると動物の悪戯とは思えなくなってくるねぇ?」
夫「滅多な事いうんじゃないよ、村の中に盗人でもいるってぇのか?」
妻「いやそういうわけじゃないんだけど・・・・。」
夫「ま、何にせよ物騒だわなぁ、あんたらも気ぃつけろよ。」
最後の言葉は三人へ。
最近村でちょくちょく食料が無くなるという事件が何度か起きているらしい。
外に吊っている干し肉やら山菜やらが気が付いたら無くなっている。
手を付けるのは食料だけで物や金(多少の蓄えではあるが)は無くなった事が無い為、
動物の悪戯だったのだろうと思うあたり、この辺りは平和なのだろう。
呑気なもんである。
何はともあれ、猟師の家のご馳走タイムは続くのである。
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GMより
蟻関連に関してレスです。
蟻なんて見たことないし見たやつも猟師仲間ではいねーなぁとのことです。
少なくとも猟師が仕事場としている地域には異変は起きていないようですね。
他の質問も聞けば答えてくれるでしょう。
聞けば。